赤ちゃんの成長の節目ごとのお祝い事。
初誕生日までに、赤ちゃんの健康や成長を願った様々なお祝いごとがあります。
必ずしも伝統やしきたりにのっとらなければいけないわけではありませんが、
世間一般的なお祝いと流れを知っておきましょう!
♥ 赤ちゃんが誕生して7日目を「お七夜」と言い、赤ちゃんの無事な成長を願ってお祝いをする日。
一般的にこの日に赤ちゃんに名前をつけ、
社会の一員として仲間になることを認めてもらう命名の儀式の日でもあります。
成長を願い、祝いの膳をお互いの両親などと一緒にいただきます。
命名書は、赤ちゃんの名前を決めた人が書き、お七夜に神棚や床の間に飾ります。
■命名書■
♥ お宮参りとは、子どもが生まれて神社に参拝し、健康と長寿を祈る行事です。
男の子は生後31日目、女の子は32日目に行うのが通例ですが、あまり日にちにはこだわらず
赤ちゃんを優先し、気候や天気のおだやかな日、きげんのよい時間帯を選びましょう。
お宮参り作法では父方の祖母が赤ちゃんをだっこし、参拝します。
お祓いを受けて祝詞を上げてもらうのが正式なお参りの方法ですが、
賽銭をあげて鈴を鳴らし参拝するだけでもいいでしょう。
■お宮参り祝着■
♥ 生後100日目に赤ちゃんに初めて食べ物を与える儀式です。
このころは、離乳食の開始時期で、早い子は歯の生え始める時期であり、子どもの成長を祝うとともに、
子どもが一生食べ物に困らないよう願う儀式でもあります。
赤ちゃんのために祝い膳を用意して、
長寿にあやかるように、親族で一番長寿のおじいちゃん・おばあちゃんがひざに赤ちゃんを抱き、
食べるまねをさせます。
■お宮参り祝着■
♥ 生まれて初めてのお節句を「初節句」といい、
女の子は3月3日の桃の節句に、男の子は5月5日の端午の節句に祝います。
初節句は子どもの成長を喜び、将来の健康と幸せを祈るお祝いです。
女児の節句には、雛壇を菱餅や雛あられ、白酒などを供え、
男児の節句には、鯉のぼりをあげ、武者人形を飾り、粽(ちまき)や柏餅を供えて祝います。
■雛人形・武者人形■
♥ 赤ちゃんが生まれて初めて迎える誕生日。
誕生から無事に1年が過ぎ、元気に育ったことを感謝しお祝いする日です。
そろそろ歩き出す時期でもあるので「歩き祝い」とも言われます。
また「祝い餅」と呼ばれる餅を赤ちゃんに背負わせたまま歩かせ、
丈夫に成長したことをお披露目する風習もあります。
■一升餅・風呂敷■
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